この庭のコンセプトはエンジョイです。
入り組んだ住宅街の中に建つお宅には、ご近所さんみんなが楽しめる開かれたガーデンを作りました。お家の中から庭を観賞するのではなく、外に出てご近所さんと共に楽しめる庭です。入り組んだ空間に緑のスペースができました。
メイン花壇ではお花の好きなお母さんがご自身で好きなお花を植えて楽しめます。華やかな一年草を季節ごとに植え替えて、春夏秋冬違った顔を楽しむことができます。
メイン花壇の後ろには隠れた和風庭園があります。ここはお家の和室から観賞できる設計で、お家の方だけが楽しめる空間です。
メイン花壇以外の場所には宿根草や低木、地被植物を植え、省管理型にしています。
3本のシンボルツリーは鉢植えにしました。狭い空間ゆえ庭木が大きく成長しないため、植物の根が家の基礎を壊す心配もありません。
和室の前は和風にしました。
初夏には紫色のシランが花を付け、夏に桔梗（キキョウ）、秋にはセンリョウが赤い実をつけます。
メイン花壇には大きなカーブで丸みを出し、高低差をつけ奥行きを出しました。花壇の中に置いた平板は管理するときの足場にもなります。
一年草を中心にして華やかにしました。
玄関向かって左のスペースには常緑のシマトネリコの鉢植えを置きました。
一年中緑が楽しめます。
シンボルツリーにはイロハモミジを選びました。意外かもしれませんが、洋風庭園にも良く合います。新緑の季節には緑がとても美しく、秋には真っ赤に色づき庭を明るくします。
自転車置き場横にはジューンベリーの鉢植えを置きました。
6月には赤い実がなり、生食やジャムにして食べることができます。
鉢はチュニジア製の白のテラコッタです。